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力新堂治療院


片頭痛と見分けが難しい緊張型頭痛

片頭痛と見分けが難しい緊張型頭痛

 
緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多く、生涯に30~78%の人に起こると報告されています。それだけ、ありふれた頭痛といえるでしょう。
一方で、緊張型頭痛と片頭痛は見分けが難しい頭痛です。それは「肩こり」という共通点があり、また、緊張型頭痛から片頭痛に移行する例も多いからです。
私自身は、頭痛外来を受診される患者さんを見ていて、純粋な緊張型頭痛の人は少ないと思います。この点を理解いただくために、典型的な患者さんの例から、経過をたどっていきましょう。
Oさん(男性、30代)はIT企業に勤務するシステムエンジニア。毎日、残業続きで多忙な生活を送っています。Oさんは4、5年前から後ろ頭を「ハチマキ状」に締め付けられる頭痛に悩まされるようになりました。仕事中は毎日のように起こりますが、休日にテニスをすると治ります。このため、毎週月曜日は仕事に行くのが憂うつです。
Oさんのように、後頭部から首筋が強く締め付けられるように痛むのが緊張型頭痛の特徴です。痛みはしばしば、「孫悟空の金輪」にたとえられます。
日常生活に著しく支障が出るほど激しい痛みではありませんが、いつとはなしに始まり、だらだらと続きます。片頭痛のように身体を動かすことで痛みが増すことはなく、吐き気は嘔吐、光や音、においに過敏になるなど、随伴症状をともなわないものです。
しかし、人によっては1年以上も続くという頭痛です。
緊張型頭痛の原因は後頭部や側頭部、首から背中にかけての筋肉の緊張によって起こります。筋肉が緊張すると血流が悪くなり、筋肉の中に乳酸などの疲労物質がたまります。これが神経を刺激して頭全体が締め付けられるように痛むのです。
また、パソコンなどで長時間、同じ姿勢を続けることや、心配や不安などの精神的なストレスが原因になりやすく、一度、頭痛が起こるとその痛みによって、筋肉の緊張や凝りが増幅され、痛みをさらに増してしまいます。

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